規準書はとても大切なスタンダードですが、規準に囚われてしまうとデザインの可能性が失われてしまう事があります。大切なのはまずは素材の声をよく聞くことで、そこで得た着想をいかに膨らませるかにより、本当の意味で構造デザインの未来を切り開くことができるのです。TiSはMaterial speaks design により、素材と骨格が活きる長寿命の構造デザインを目指します。
現代の鉄筋コンクリートの2倍以上の圧縮および引張強度を持ち、CO2を注入して固まり強度発現の時間短縮に成功した、開放的な空間を造るシンプルな組石工法です。22世紀の新建材「CO2エコストラクチャー」は環境保全の観点からも注目を集めています。
iSGWは従来の耐震耐力補強とは異なり、ガラスと鋼製格子のハイブリッド技術で補強する、インテリアデザインのような新しい耐震リニューアル工法です。 居ながらの改修工事が可能であり、建物寿命を2倍以上に伸ばす耐震補強工法として特許も取得しています。
TWFSは構造体を厚い床と壁により構成することで耐震性能を確保し、空間の凹凸を無くしたシンプルな架構です。空間設計を妨げずスラブ厚を利用し設備等を躯体内に収めるスケルトン・インフィルに対応し、より自由で、デザイン性に富んだ空間が実現可能です。 建築学会により承認を受け現在TWFSが盛り込まれた新しい規準書が作成されています。
私たち TiS & Partners は構造デザインのプロフェッショナル集団です。日本の建築と骨格を素材の性質が生きる構造にデザインし、100歳建築の実現を展開しています。また構造建築だけでなく新しい素材や工法の開発にも努めています。地震だけでなく台風や洪水、豪雪や津波など自然災害被害の多い日本であるからこそ、長寿命建築からの災害対策が必要と考えています。